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インプラントの治療例
今やインプラントの治療は、特別なものではなく、一般的な治療になりつつあるようです。
インプラント治療では、コンピュータのシミュレーターを用いて、より詳細にプランを練り、傷口を最小限に抑えた治療が可能になっています。その技術は、術後の疼痛や治癒期間の縮小に貢献しています。
それでは、当院で行われたインプラント治療を２つ紹介します。
１、インプラント＋ブリッジの例
この方は、左上に歯が２本分欠損しているところがあります。そして、上前歯の中央が大きく開いています。
さらに、右側の中央から２番目の歯のクラウンは劣化し、色や、大きさ、形が周りの歯と調和しておらず、不自然になっていました。
そこで、欠損部分にインプラントを入れ、前歯をつなげてブリッジにしました。全ての歯の形と色が調和し、自然な美しい口元に仕上がりました。
２、オール・オン・４＋ブリッジ
この方は、重度の歯周病を患っており、当院に来院した時には、ほとんどの歯が残せない状態でした。重度の歯周病のために顎の骨もかなり減っていました。そのため、オール・オン・４のインプラントにブリッジという方法を取ることにしました。
オール・オン・４のインプラント治療では、上下にそれぞれ４本から６本のインプラントを入れ、上下それぞれの歯の全て、もしくは大部分を補うというものです。オール・オン・４技術は特別なサポートのメカニズムで、顎の骨が減ってしまった症例にも適応させることができます。また、一度の手術で済み、回復期間も短縮されます。
この方の場合は、上に６本、下に５本入れることになりました。
写真は、コンピュータ・プランニングの画像です。神経の通り具合を見ながら、最適な場所と角度を計測し、プランを練ります。
完成をご覧ください。上下とも、自然な色・形の歯が揃い、健康的な口元になりました。
インプラントの研究・開発は、非常に熱心に行われており、数年前までは、不可能に思われていた治療も、現実にできる様になってきています。
一度諦めてしまった治療も、今では可能になっているかもしれません。ぜひもう一度、歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。