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乳幼児期のお口のケア

 

目次

 

≪歯が生え始めたらハミガキ開始!≫

赤ちゃんの歯が生えてきたら、早速、歯磨きを始めましょう。初めのうちはガーゼでそっと拭ってあげます。そして、歯が生え揃うにしたがって歯ブラシを使うようにしていきます。

一生涯の歯の健康のために、乳歯時期からしっかりとしたお口のケアを身につけることが大切になります。この時期は、むし歯で歯の形が変わってしまったり、歯が痛かったりしてよく噛めなくなることで、食べ物の消化が悪くなったり、好き嫌いが激しくなったりします。

さらに、乳歯の大きなむし歯を放置しておくと6歳頃から生え始める永久歯の発育に問題が出たり、乳歯が早い時期に抜けてしまうと永久歯の歯並びが悪影響が出てしまいます。

乳歯は、むし歯になってもあまり痛くならないことがあります。それは、栄養がたくさん必要な小さな子が歯の痛みのために食事がとれなくなる事を避けるためです。ですから、保護者の方がお子様のお口の中を、よく観察してあげてください。

≪歯医者さんに行こう!≫

 

歯が生え始めたら、歯医者さんでの定期検診も始めましょう。

小さな頃から歯医者さんに慣れておくと、後々の歯医者さん通いが楽になります。どうか、歯医者さんを悪いことをした時のお仕置きにしないでください。歯医者さんでは子どもたちが楽しく通えるようなたくさんの工夫を用意しています。

キースコーヘン総合歯科医院では、イギリスでも数少ない小児歯科外傷の専門医イブリン先生(Dr Evelyn Sheehy)がお子様の歯の治療に携わっております。

≪お食事で気を付けること≫

 

砂糖の含まれた食品はむし歯の原因になりますが、だからといって過度な制限をしてしまうのは、お子様の成長に良くありません。

1,砂糖を含んだおやつは適量を保ちつつ、回数を減らしてみましょう。
2,食事の時間やおやつの時間を決め、ダラダラ食いをしないようにします。

3,果物や野菜などの繊維の多い食事は、食事をしながら歯垢をある程度落としてくれます。
4,よく噛んで顎の成長を促し、良い歯並びやかみ合わせに導きます。

 

≪むし歯予防≫

 

フッ素は、歯を強化する働きがあるため、むし歯予防に使われます。
生えたての乳歯や永久歯は、強度が充分でないためむし歯になりやすいと言われています。歯は、唾液などにより、数年かけて少しずつ強固になっていくのですが、その間にむし歯にしてしまうのです。その危険を抑えるために、フッ素入り歯磨き剤を使ったり、歯科医院でフッ素塗布をして歯の強化を早めます。


フッ素入り歯みがき剤を使い食後の歯磨きをしっかりと習慣化し、口腔環境を良い状態に保ちながら、歯科医院で高濃度のフッ素塗布をしてもらい、丈夫なむし歯に強い歯を育てましょう。

 
 
 
 

≪ちびっこ歯みがきアドバイス≫

 

初めはガーゼ磨き(6か月くらい~)

赤ちゃんの歯が生えてきたら、歯磨き開始です。
前歯が数本生えているだけのうちは、かるく濡らしたガーゼで汚れをぬぐってあげましょう。赤ちゃんに母乳を上げるような姿勢で抱っこし、親指と人差し指で歯をつまむようにして、そっとぬぐってあげます。上唇の裏は特に汚れが溜まりやすいので、丁寧に行います。
赤ちゃんが手を動かしてしまうようでしたら、おもちゃを持たせたり、わきに軽く挟んでおきます。

 

徐々に歯ブラシに慣れさせる(1歳から2歳くらい)

後ろの歯も生えそろってきたら、徐々に歯ブラシに慣らしていきます。歯磨き剤を使うのは、うがいができるようになってからで構いません。「ぶくぶく、ぺ」と、水を口から吐き出せるようになるまでは、歯磨き剤を使わずに磨きます。
初めのうちは、歯ブラシを唇や歯にとんとんと当てるなどして、歯ブラシの感覚に慣れさせます。お子様を仰向けに寝かせ、頭を膝にのせて行うと、奥の歯までよく見えます。
歯ブラシはペンを持つように持ち、やさしく小さく横に動かしたり、かき出すように動かして汚れを取り除きます。唇をそっと持ち上げて、汚れの溜まりやすい歯と歯肉の境目もきれいにしていきます。この時、ブラシの当たり方が強すぎると、痛くて歯磨きを嫌がるようになってしまうので気を付けます。

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特に上の前歯を磨くときには、上唇の裏の真ん中にある小帯に当たらないよう、人差し指でガードしながら行ってみてください。

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​歯磨きのタイミングは最低でも1日1回、むし歯リスクの上がる夜寝る前に。慣れてきたら朝晩の2回、そして、毎食後の3回にしていければ理想的ですね。

自分で歯磨きができるようになったら(2歳くらい~6歳くらい)


歯磨きが楽しいものになるよう、歌を歌ったりお話をしながら行えると良いですね。歯磨きの絵本や好きなキャラクターの歯ブラシや歯磨き剤、砂時計などの小物も使ったりして工夫してみましょう。
歯ブラシは握るように持たせ、歯に対して左右に動かすようにします。磨く順番を決めれば偏りがなく磨けます。

例えば、
「イー」と歯を噛み合わせて、前歯

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→左のほっぺ側、

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→右のほっぺ側。

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次に「アー」とお口を開け、

右の下のかみ合わせの部分

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→下の前歯の裏→左下のかみ合わせ。

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そのまま上に行って、左上のかみ合わせ

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→上の前歯の裏→右上のかみ合わせ。

など。

​お口の中で円を描くように順番を決めると、磨き忘れなくできますね。

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初めての歯磨きは、磨けている事よりも習慣づけをすることに重点を置きます。永久歯が生え始める小学校に上がる頃には、またその時に合わせた歯の磨き方をしていきます。

大人による仕上げ磨き

小学校に上がるくらいまでは、大人による仕上げ磨きも大変重要です。
ペンを持つように子ども用の歯ブラシを持って、子どもが磨きづらい奥歯や歯の裏側を重点的に確認しながら磨きます。お子様を仰向けに寝かせ、頭を膝にのせて行っても良いですし、子どもと同じ高さになるよう向き合って行っても良いでしょう。


この時も、順番を決めておくとスムーズにもれなく磨けます。

例えば、

お口の中を6つのブロックに分け、

それぞれ頬側、内側、噛み合わせの部分を、

右側の上の歯→上の前歯→左上、下におろして左下の歯→下の前歯→右下

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というように区切って順番に磨いていくと全体を把握しやすいでしょう。

メールマガジン『初めての歯磨きの方法と習慣化』https://mailchi.mp/dd767820dbd5/hllgp77h9k)も、合わせてご覧ください。

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小児歯科の治療例
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